タイムリーの本当の意味。
小さいゴタゴタが重なって、気持ちが沈んでしまっていた日があった。
今にも泣きそうになっていた私は、自分を奮い立たそうとして頑張るのだが、全くもって浮上してくる兆しがないまま途方に暮れていた。
お先真っ暗気分になりながらも、いつものように携帯のメールを開いてしまう。
長年のお客さんからの返信が目に入った。
遠方にお住まいの方なので日程調整がうまくいかず、今回は、時間が少ししか取れない旨を以前お伝えしていた。
しばらくしてポーンと返信がやってきた。
半分しか開いていないような目で文面を追う。
「お顔が見れるだけでもうれしいです。」
私はその言葉に胸が熱くなった。半分しか開いていなかった目が全開して、こうしちゃいられないとばかりに背筋もピンと伸びた。
そして、あるお客さんが言ってくれた言葉をふと思い出すのだった。
「ミハエルさんに会って、励まされながら何とかここまで頑張ってこれました。」
もう何年も前になるが、その方は大切な方を亡くされて本当にお辛い時であった。
でも、今はパリッと立派に仕事と子育て続行中である。
そんな言葉を私に下さる方だからこそ、プラスのエネルギーがいつも彼女を支えているはに違いない。
こんなこともあった。
それは、これまで生きてきて一番落ち込んだといってもいいような、どん底を味わった日の翌日のこと。
花屋さんのお客さんは、両手にも有り余るほどの花束を抱え、笑顔でリーディングにやってきてくれた。
「どうぞ!ミハエルさん!」
センスの良い彼女は、私の発する何かを感じ取ってくれたのだろうと今でも感じている。
その花たちは、立ち上がる気力もないような私の周りで甘い香りと元気をくれていた。
私が15年間もこの仕事を続けてこれたのは、会いに来てくださっている方々からの、
さりげない温もりのおかげだと心から感じている。
自分は、ちゃんと力になれているのかと落ち込んでしまう日もある。
そんな時にドンピシャのタイミングで、心のこもった言葉をくれる方々がいる。
その優しさに触れながら体内に元気が注入されて、前を向けるようになる経験は数知れずである。
人は一人で生きているわけではないのだ。
目に見えないことは立証できないかもしれない。
偶然の話は前回させていただいたが、タイムリーということは相手を想う気持ちがあってこそである。
そこに交流があるからこそ、お互いが元気になっていくのだ。 逆に、一人よがりのタイミングはチグハグ感が生じてしまい、いい流れを作れなくなってしまうものだ。
こんな経験をたくさんさせていただいて、とてもとてもありがたい気持ちでいっぱいである。
この場を借りて感謝を伝えさせてください。
本当にありがとうございます。
これから、もっともっと、ドンピシャ・タイミングでお役に立てるように自分を磨き、力をつけていきます。
親愛なる皆様、これからも末永く仲良くしていきましょう!
よろしくお願いいたします。